100均で!簡単!軽量ファブリックパネルの作り方
01 ファブリックパネルとは
ファブリックパネルとは、北欧で生まれたインテリアで、木製のパネルにファブリック(布)を貼ったものです。
絵を飾る感覚で壁面に飾るもので、ファブリックボードとも呼ばれています。
北欧の冬はとても厳しく長く、その長い期間を家の中で過ごすことになるので、そんな時間を少しでも明るく楽しくしようと考えられたのが、ファブリックパネルだと言われています。
北欧のテキスタイルブランドである、マリメッコやフィンレイソンの生地で作るファブリックパネルは特に人気です。
ちなみに、鮮やかな生地を使って作ると、部屋全体が明るくなります。
また、シックな色味の生地を使うと、落ち着いた空間になります。↓
02 必要な材料・道具
まず、ファブリックパネルを作るにあたって必要な材料は、お気に入りのファブリック(布)です。
これからご用意される方は、次項目の【03 オススメの生地】をよければ参考にしてみてください。
それから・・・
①カッティングマット(作りたいファブリックパネルのサイズよりも大きいものが使いやすいです。ちなみに↓これは私の愛用品です。薄いですが、しっかりしています。子供服を作れるくらいの大きさです。)
②カッター(普通のもので大丈夫ですが、よく切れるものが良いです)
③30センチのアルミ定規(100均にもあります)
④50センチの方眼定規(あれば作業しやすいですが、なければ方眼はなくても大丈夫です)
⑤ホッチキス
⑥工作用はさみ(マスキングテープを切るときに使用)
⑦シャーペン(私は布にもシャーペンで線を引いていますが、チャコペンが慣れている方はチャコペンもご用意ください)
⑧貼れるタイプのカラーボード 450×300×厚さ5ミリ(ダイソーにあります)
※購入時にボード自体に極力反りが少なく、角が欠けていないキレイなものを選びましょう。購入後の保管時も立て掛けておくと、反りやすくなるので、平らな場所で保管することをオススメします。
⑨マスキングテープ(生地が透けないので黒の3センチ幅がオススメ!ダイソーにあります)
⑩糸切りはさみ(↓私の愛用品です。)
⑩裁ちばさみ
⑪霧吹きスプレー(水使用)
⑫アイロン
⑬アイロン台
03 オススメの生地
私がこれまでファブリックパネルやファブリックフレームを作ってきた中で、オススメの生地をご紹介します。
こちらのネイビーの生地で作ったファブリックパネルやファブリックフレームは大変人気がありました。
柄が北欧風なのでとてもオシャレで、厚みも適度にあり、ファブリックパネルに使いやすいです。
ネイビーの生地のベースの色味は白過ぎず、黄色味も強すぎず丁度良いアイボリーです。
他のインテリアと調和しつつ、存在感のある大きめな花柄なので素敵に飾っていただけると思います。
ちなみにこちらの生地を使って作ったファブリックフレームがこちらです。↓
04 作り方
まず始めに、今回ご紹介するファブリックパネルは、木製パネルを使用するタイプではなく、軽量にするためカラーボードを使用しております。
軽量なので、ファブリックパネル裏面にマスキングテープを輪っかにしたものを数箇所貼り付けていただくだけで、壁面に飾っていただけます。その際に細いマスキングテープよりも、3センチ幅の幅広タイプの方が良くくっつくのでオススメです。
では、作り方のご紹介です。
①カラーボードの方眼がプリントされている面に作りたいファブリックパネルの下書き線を引きます(私は普段はシャーペンで引きますが、今回分かりやすいように赤のボールペンで書きました。やりやすい方で書いてください。)
寸法は、今回27センチ×20センチとしましたが、15センチ×15センチの正方形を3枚作って横に並べて飾るのもオススメです。パネル自体が小さいので、初めてファブリックパネルを作る方には、そちらの方が作りやすいかもしれません。
なお、厚さは5ミリよりもカラーボードを二重にした1センチの方が立体感が出るのでオススメです。
②下書き線のところをカッターで切ります。
※良く切れるものだと断面がガタガタになりにくいのでオススメです!
③厚さを1センチにする為に、切ったカラーボードを貼り合わせます。
④布を貼り合わせたカラーボードに当てて柄の出方を確認します。
⑤位置が決まれば、シワを取り除く為に丁寧にアイロンがけを行います。
くっきりと付いてしまったシワには、霧吹きで水を多めに吹き付けると取れやすくなります。
⑥再度位置を確認しながら、布とカラーボードを貼り合わせます。
薄く四隅に印を付けておくと貼りやすいです。
⑦カラーボードから2.5センチ外側にぐるりと下書き線を引き、その線のところで裁断します。
⑧布を裏側へ引っ張りながらホッチキスで留め付けます。
もし、布がひきつった場合は、布を両サイドへ引っ張り整えながら作業を行ってください。ホッチキスが浮き上がってきたらホッチキスを再度押し込んでください。
4辺を留め終わったら、今度は四隅の余分な布を裁ちばさみで切り取ります。
切り取ることで、角のごわつきが軽減されます。
※切り過ぎないようにご注意ください!
⑨角の所は仕上がりが全然違ってくるので、布を引っ張りながら角がきちんと出るように丁寧に折り込んでください。
ホッチキス留めの完成
⑩次にマスキングテープは端から少し空けて貼り始めます。斜めにならないようにテープをピンッと張った状態で慎重に貼っていきましょう。
⑪反対側の端まで貼り終えたら、端の少し手前でマスキングテープを折り返し、垂直に真っ直ぐ折り目を付けてください。
⑫折り目が付いたら、切りやすいように少しマスキングテープを剥がし、折り目のところをはさみで切ります。切れたら剥がした部分を戻してしっかりと押さえて貼り付けます。
⑬90°パネルを時計回りに回転させて、次はマスキングテープの端が先程貼り付けたテープのラインに合うように貼り付けていきます。ボードの端の空き寸法も大体同じになるようにするとキレイに仕上がります。一周ぐるっと貼れたらファブリックパネルの完成です。
お疲れ様でした!
あとは、壁に飾るだけですが、お好みでポストカードやメモを貼り付けるボードとして使っていただいてもOKです。